優しい味-自我復元後日記[332]

今日から、長い休日に入ります。

昨夜、Pさんと食事に行った時のオムライスの写真です。

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雑穀米のお米で、ソースも優しい味でした。

サンリオピューロランドのオムライスが、とっても美味しかったので、
昨夜も、ふんわり卵のオムライスを食べたいなぁって思ったんです。

こちらもとても優しい味で、
とっても美味しかったです。


・・・


今朝、開けた窓の外から、一人のお母さんの声が聞こえてきました。

「あ、これ、ラベンダーじゃない?ラベンダーだよ、今の時季なんだあ」

教室の生徒さんのお迎えの時、
庭でお子さんと話していました。

2階からラベンダーを写真にとってみました。

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元気のいい、大粒の花を咲かせています。
普段は目立たない落ち着いた紫に思えますが、
今日のように、晴れ渡った日の、なんと鮮やかなこと。


ちょうど、4年前のこの時季でした。


私とPさんのアトリエに、
2人の大事な来客がありました。

その頃は、まだラベンダーを植えたばかりで、
ぽつん、ぽつん、とあるだけでしたので、
食用のラベンダーを購入し、バニラアイスにまぶし、
一緒に食べたのを思い出します。

一緒に絵を描いたこと、
手作りのお菓子をいただき、一緒に食べたこと。

その素敵な思い出は、
私の心の中で、キラキラしています。
キラキラのコンフェッティが、心に降り注いでいたひと時でした。

私とPさんで始めた絵画教室は、
この夏、17年目を迎えます。


・・・


鍵盤ハーモニカのことを少し書きたいと思います。

とっても、演奏していて気持ちのいい楽器です。

どんな感じかっていうと、
もちろん、幼い頃、やったことがある、という方が多いと思いますが・・・

とっても気持ちいい感じ、鍵盤ハーモニカが無くても感じられるんです。


まず、深呼吸をして、気持ちよく息を吸います。
この前、ブログにも書きましたが、
吸う空気が「栄養」になると思います。
私は、息を吸うと、深い休息感とともに、元気の栄養が運ばれてくる感じがします。

今度は吐く時に、
「無声音」→「有声音」→「無声音」
と、つなげてみます。と書くと、?、どういうこと?って思うかもしれませんが、
「ふぅ」と思わず声が出てしまった「溜め息」と同じです。
やってみてください。

私は口での呼吸が気持ちいいですが、
鼻での呼吸でもいいかもしれません。
好みかな?

溜め息って、一番、楽な呼気と発音になってると思うんですが、
どうですか?自分に無理な高さの音で溜め息する人はいないと思います。

だから、喉を締めつけないので、
楽に声(溜め息)が漏れます。
これが私の「ちょっと声漏れの溜め息」の感じですが、
鍵盤ハーモニカって、私、同じに感じるんです。

溜め息と同じ音、自分がいつも出す一番楽な音色の声だけになりますが、
鍵盤ハーモニカって、その器具のおかげで、
同じ息なのに、違う音色が、簡単に出るんです。
とても当たり前のことなんですが、私がこれが好きで、感動して買ったんです。

といっても、試してもみなかったのですが、
鍵盤ハーモニカを思い浮かべた時、また、動画で音を聴いたり、
リード板を送る息で振動させる構造を知ったりしたとき、
まるで、自分も吹いたかのように、それを身体が感じることができたんです。

歌も、本当は同じだと思います。

T先生がいつも言っていたように、
「同じ粒で歌える」というのは、たとえば、別の音や音の高さになると、
別の音色になるのではなく、同じように歌える身体を作る、というのは、
あるリード板はコチコチになっているけど、あるリード板はヘラヘラとか、
そういうことのないように訓練することだと、私は理解してレッスンを受けてきました。

人間の身体の場合、それが、

「声帯」

という器官で、鍵盤ハーモニカの場合の
リード板にあたるものだと思います。

これは、私本人の話になりますが、
今、私は、正直、「声帯」を使う、
使うというのは、声帯を閉じて振動させ、声を出す、というのが、
ちょっと、しんどい、って感じているんです。

わかりませんが、委縮に起因した傷の痛みかもしれません。
今は、限りなく負担がないように、これまで書いたように工夫をしてきましたが、
もしかしたら、あとは、無理が無いように、ではなく、
完全に、休ませてあげることが、今、必要なのかもしれません。

私が「休みたい」と感じるのは、
その感覚なんです。

でも、不思議なのですが、
息を出す、送る、というのは、
むしろ、そのほうが、「疲れる」、言い換えると、
「元気」を必要とするはず、なのですが、
私は、それは、やりたいんです。

昨日の、最後の歌のレッスンでも、
私が一番感動したのは、
「息を送り続けること」でした。

それに必要なのが、丹田(おへその下あたり)を
つねに張っている身体状態、そのテンションを維持しようとする意思なのですが、
それがもたらす結果として、私が認識しているのが、
これも先生が発声練習でいつも指導していること、
「トップの音でなく、その先の地点で、息をいっぱい使うように歌う」
ということです。

トップの音から下っていく時は、弱弱しくなってしまいやすいのですが、
その下り坂でこそ、息を十分に多く使っていく、ということ。

昨日、「The Rose」を歌い、どうしてもここの響きが落ちてしまう、
どうしたらいいのか、先生に尋ねた時、この原点に戻りました。

T先生の歌い方が好きで、私はT先生に歌を習ってきました。
昨日は、そこに、私が好きなすべてが、ギュッと詰まっていて、
私は、最後、「今日やって本当によかった」と告げると、
先生は言いました。

「愛美さんが教室に始めていらした時は、力が入りやすい感じでしたけど、
今、すごく、柔らかく歌えるようになってきたと思います」

そして、最後に自分で決めた課題曲「The Rose」を、
先生のピアノ伴奏で歌い終えた時・・・私、本当にこういうの贅沢だと思っているんです。
デュオですよ。ライブと同じだと思うんです、いつもレッスンしていて・・・
で、歌い終えた時にね、

「愛美さん、すごくいいじゃないですか」

って、やさしい声とやさしい顔で、ゆったりとそう、
私に言ってくれました。

私は、今、思うんです。

「息をしたい」

と。

鍵盤ハーモニカは、私の長い休日の間、
私の身体に、空気という栄養と、
明るい溜め息をもたらしてくれます。


ところで、


昨日、私が家を出る時に、
ちょっと弱気だった私に、キウイは言いました。

「さんななの、買って」

って。

さんなな、というのは、
37、私が買った鈴木楽器製作所さんの
「M-37C」の型番で、37鍵の鍵盤ハーモニカです。

家を出て最寄りの駅に着き、
「黒助」という名前にしよう、と考えていた時、
キウイ、まるで、兄弟が出来たように・・・

威張っちゃって、威張っちゃって(笑)

弟だと思ってるみたい。

「黒助!」とか言って。

でも、可愛いんです。やさしい威張りんぼうさんなんですよ。

家に買って戻ったらね、

そんなこと別に・・・って、すました顔していたけどね、
書いちゃいましたからねー、ブログに。

でも、ありがとうね。キウイ。

キウイは、愛美がいいのなら、それがいいんだって、
どんな時も、そう、言ってくれました。

私はそんなキウイを大切にしていきます。


「黒助とツーショット」
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・・・


今日の最後のお話になります。

長い休憩の間、
もう一度、じっくり読んでみたい本があります。

『かあさんのにおい』

という本です。(石亀泰郎さん著 廣済堂出版)

この本は、昔、鮫が橋と呼ばれていたところにある
乳児院の物語です。

10年ぶりに、私はその本を手にとり、
めくりました。

そこに残されている記録は、
心が引き裂けるほどの、悲痛な歴史です。

それは、私が書いたように、
誰にも経験してほしくない、という切実な叫びです。

だけれども、

私が今日、最後に書きたいのは、
もっと、大事なことです。

最も残酷なのは、
残酷な歴史が無いことにされてしまうことです。

そこが無くなってしまったら、
どこに帰ってくればいいのでしょう。

置き去りにされた子を
2度、置き去りにしてしまった心痛、
措置変更で経験した痛みは計り知れません。

しかし、3度目は、
戻る故郷というのが、誰にでもあります。

殺意もそうであるように、
あらゆる醜さも、それがそれとして咲く時、
咲くのを見届ける時、そこからスタートできることがあります。



笑うことです。



もう10年も前になるのですね。


私は、これを読み、
その乳児院を訪ねたこともありました。

東京都新宿区。

私が生まれ育った街です。
甘い空気のにおいがする街だと、私は思います。
その時も、懐かしいにおいがするのを身体で感じました。

私の職場は、外苑前が最寄りでしたが、
そこから青山一丁目を過ぎ、四谷の方へと歩いていく途中にあります。
あまり想像しにくいかもしれませんが、
渋谷区、港区、新宿区とは、つながっているんですよ。

10年前、私は、その道を歩きました。

本にも描かれていますが、
銀杏並木がきれいだったのを覚えています。

そして、私の目に浮かぶのは、
そこを、大人と子どもが手をつないで歩く
優しい光景です。

私はそんな素敵な物語を、もう一度、読んでみたいと思いました。

それは、

まぎれもなく、

私の日々の歴史でもあるのですから。


・・・


あのぉ・・・最後になるんですけど、


私、ブログ書くの好きなんだなあ、こんなに。

溜まったお洗濯もせず、ご飯も食べず、
ああ・・・

でもね、楽しんですよ。


すごく。



◆自我復元に関する資料◆

無明庵サイト「桜の間」
http://mumyouan.com/k/sakuranoma.html




2017.6.24
愛美

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by jh-no-no | 2017-06-24 16:12 | 愛美通信☆メトロノート


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