リズムと呼吸-自我復元後日記[235]

「急な動きをしないように」

急な動きをすると、喉も閉まるし、
呼吸も浅くなるで、「均一に」歌うように。

前回の歌のレッスンでそのように指摘され、
ちょっとびっくりした。

What a wonderful worldは、私は「波」のように
グワングワンとするもの、と思っていたこともあって、
また、先生もジャズ専門の方なので、私の先入観から
意外な指摘だ、と感じたわけだけれど、
実際に先生がそのように歌うのを目の前で聴き、
まったく、その通りで、とてものっぺりと歌われているのに、
そこには、大きく、安定した、リズムがあって、
「なんていいんだろう」と私は聴きながら、感じ入った。

今日の歌とアルパの自主練では、
リズムを中心に練習をした。

なぜ、急な動きをしてはならないか?

私は自分の身体でこれを体験した。

音楽に限らない。

「焦る」時、必ず、リズムが乱れている。
それは呼吸のリズムの乱れとして自覚できる。
これを、今日、感じた。

つねに気を配るのは、
思考内容ではなく、身体状態である。
身体に何が起きているか、という観察だ。

リズムが大事だ、という理由は、
それは、リズムが乱れると
「とても不安になる」からだった。
ああ、だから、リズムは保つように、
アルパの先生も、歌の先生も、なにより、それを強調する。

今日、アルパの練習をしていて、
ミスタッチをしても、焦らないで曲を止めない、ということが、
ようやく、身体が理解してきたのを、体験した。
ミスタッチをしても、リズムを崩さなければ、
まず、「焦らない」のだ。
たとえ、右手の旋律が停止しても、左手のリズムは変わらずに動き続け、
入れそうになった時に、右手が動き出せばいいだけで、
先生が言われるように、「それはミスにはならない」と。
「曲が止まること。それが、もっとも罪深い」と先生は
最初からずっと言われてきた。

私は頭ではそれを理解しようとしてきたけれど、
私が自分でそれを理解するのに、1年かかったといえる。
曲が止まる、というのは、たとえそれがへんな「間」であっても
リズムが止まる、というのは、

「すごく、気持ちが悪い」

という理解だった。

私は急な動きが、気持ちが悪いことだとは
今まで感じたことがなかった。

しかし、リズムの安定、
その「深い安心」を知ると、リズムの乱れが
どんなに不快で、私を不安にさせてきたのかがよくわかるようになった。
身体は硬直し、つねに焦っている状態だ。
それを、興奮状態や、自己陶酔によって誤魔化すことで、
その不快を麻痺させてきたのだろう。

今日は仕事でも、呼吸の乱れに留意してみたいと思う。
深い安心の中にいる、その状態を保ってみたい。


海の底、その無音の巨大なホールに、
呼吸が、リズムの音が、
アルパや歌やピアノの音が流れ込んできた。




◆自我復元に関する資料◆

無明庵サイト「桜の間」
http://mumyouan.com/k/sakuranoma.html




2017.3.21
愛美

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by jh-no-no | 2017-03-21 15:38 | 愛美通信☆メトロノート


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